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ポルシェ911 Carrera S Tip (Type 993)

本体価格(消費税込) SOLD OUT
年式 1997年/平成9年
走行距離 16000km
ベスビオメタリック(VESUVIO METALLIC)
車検 令和5年9月
乗車定員 4名
修復歴
ミッション AT
ハンドル LHD
車両 ディーラー
駆動 RR

テラコッタオールレザーインテリア オールレザーカラードステアリング ヒーター付きフルパワーシート 純正エアロキット リアワイパー 18インチ4Sホイール 純正デッキ・CDチェンジャー スペアキー・取説・点検記録簿・車載工具・ジャッキ・スペアタイヤ D車

整備履歴
・1998年  5.070km時
・2002年  8.551km時
・2006年  9.834km時
・2008年 10.076km時
・2011年 11.414km時
・2013年 11.690km時
・2015年 11.943km時 ここまで2桁ナンバー
・2017年 13.627km時
・2018年 15.171km時
・2019年 15.648km時
・2021年 15.869km時


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空冷最後のモデルとなる993型911は、キャビン周りに964型のシルエットを残しながら、太腿とも呼ばれたフロントフェンダーの峰を低くしヘッドライトを後傾させる一方、ボンネット前端の高さを40mm上げ、さらにテールエンドもテールランプの位置を上方に移動したデザインに変更することで外観の印象は一新された。1989年にハーム・ラガーイのデザインで発表されたコンセプトカー、ポルシェ・パナメリカーナとデザインテーマ上の共通点が多く見られる。

リアフェンダーは964型よりさらに拡幅され(964までのNAモデルは日本の5ナンバー枠に収まる)、従来のセミトレーリングアーム式サスペンションの欠点を改良するためにリアに採用されたマルチリンク式サスペンションを搭載するスペースを確保するとともに、マフラー容量の増大と左右独立等長のエキゾーストを実現し、排気系の改善に寄与した。

エンジンは964型と同様、内径φ100mm×行程76.4mmのままだが、出力は272馬力/6,100rpm、33.6kgm/5,000rpmに強化された。給排気バルブの駆動機構に油圧式のラッシュアジャスターを採用し、964型までのエンジンが定期的に必要としていたタペット調整(バルブとロッカーアーム間のクリアランス調整)を不要にした。

トランスミッションはMTモデルが964型の5速から6速へアップグレード。ATモデルは964型のトルクコンバーター式4速を継続使用するが、1995年に登場した「ティプトロニックS」では、シフトレバーに加えてステアリング上のスイッチによる変速操作が可能になった。ATは2輪駆動モデルでのみ選択することができた。

このモデルまでは「ナロー」から連綿と続く共通の室内レイアウトであり、「ポルシェを着る」とされたタイト感が残る最後のモデルだが、964型よりベンチレーションが改良され静粛性が向上し、また主に新形式サスペンションにより乗り心地が改善し快適性は向上した。

1996年、エンジンに可変吸気機構「バリオラム」を装備。バルブ径の拡大、バルブタイミングの変更も同時に実施され、3.6リットルで13馬力アップした285馬力、3.8リットルで15馬力アップした300馬力となった。 ヘッドランプにボッシュのHIDランプシステム「リトロニック」をオプション設定。

1997年、キーホール照明をメーターパネル下部に追加。ドア内貼りの意匠を変更。また、自然吸気6速MTモデルのトランスミッションが前年までのG50/21型に代わり、従来から騒音規制の厳しかったアメリカ、カナダ、オーストリア、およびスイス向けのG50/20型を世界共通仕様とした。

G50/20型は2速から6速までをハイギヤード化して、騒音測定時の速度域でのエンジン回転数を下げることにより騒音規制をクリアしたため加速性能は低下した。各ギヤ比の変更(G50/21型→G50/20型)は以下の通り。1速:3.818(共通) 2速:2.150→2.047 3速:1.560→1.407 4速:1.242→1.110 5速:1.027→0.921 6速:0.820→0.775

このモデルは「最後の空冷モデル」であることから愛好家からの人気も高く、中古車市場でも高価格を保っている。

993型911は1998年まで少量が継続生産されたが、このモデルの生産終了をもって創業以来のおよそ半世紀にわたって生産が続いた空冷エンジン車が姿を消した。

カレラS(1997年発売) - カレラ4Sと同様にターボと同じルックスとなるワイドボディを採用。往年の356のグリルを彷彿とさせるエンジンフードのボディ同色スプリットルーバーが特徴。カレラ4Sとは異なり足回りにターボ用のパーツは使用されず、トレッドの拡大はホイールスペーサーによって行われた。

リサイクル料金は預託済だが表示価格に含まれていないため購入時に別途必要となります。

※自動車リサイクル法とは? 自動車リサイクル法とは、廃車になった使用済みのクルマから出る有用資源をリサイクルし、環境問題への対応を図るための法律として、2005年1月より施行されました。クルマを解体する際に回収や再利用の難しい、フロンやエアバッグ、シュレッダーダストなどを自動車メーカーが責任を持って回収することになり、その処理費用をユーザーが負担することになっています。

>> (財)自動車リサイクル促進センター

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