アウディ e-tron GTは、ポルシェとの共同開発プロジェクトで開発され、ポルシェ タイカンとは同じJ1シャシを共有している姉妹車で。アウディ e-tron GTの見た目は端正でスポーティな4ドアクーペだが、中身は最新鋭のハイパフォーマンス電気自動車(EV)だ。
ボディサイズが全長×全幅×全高=4960×1960×1380mmとなり、フルサイズに近いアッパーEセグメントモデルだ。モーターは前後に各1基で合計2基を搭載。システム最大出力は590ps、最大トルクは81.6kgmを発揮する。駆動方式はフルタイム4WDのクワトロでトルクベクタリング付きだ。最高時速はあえて240km/hとし、航続距離を稼ぎ、400km以上の巡行を可能としている。0→100km/h加速が3.5秒とかなりの俊敏さを見せている。
アウディ擁するフォルクスワーゲングループを見渡してみると、言わずと知れたスポーツサルーンの電気自動車ポルシェ タイカンが思い浮かぶだろう。このモデルはアウディ e-tron GTの姉妹車で、そのスペックをタイカンの市販モデルと比較すると、ボディサイズはタイカンが全長で3mm、全幅で6mm長く、全高で1mm低いだけで、ほとんど同サイズです。
システム出力で比較してみると、アウディ e-tron GTの590psは、ポルシェ タイカン 4Sのパフォーマンスバッテリープラス搭載時のローンチコントロール時オーバーブースト出力の571psが一番近い。最大トルクはアウディ e-tron GTが800Nm、ポルシェ タイカン 4Sが650Nmで、プロトタイプとはいえアウディ e-tron GTが150Nm勝っている。ポルシェ タイカン 4Sの車両重量が2140kgなので、アウディ e-tron GTも同等の車両重量と考えられ、最大トルクの大きいアウディ e-tron GTはポルシェ タイカンより、よりスムーズな発進が期待できます。
アウディ e-tron GTプロトタイプはポルシェ タイカン 4Sと同等のモデルといえそうだ。ポルシェ タイカン 4Sでは運転支援装置のヘッドアップディスプレイ、アクティブパーキングサポート、ナイトアシスト、トラフィックジャムアシストがオプションとなり、これらを搭載すると89万円のプラスとなる。アウディ e-tron GTではこれら運転支援装置を標準装備するグレードを、すでに日本でも販売されているSUVタイプの電気自動車 アウディ e-tron 50 クワトロ「アドバンスド」のように用意するだろう。ベースグレード、アドバンスドグレード、Sラインなどのグレード展開を考慮に入れても価格は1500から2000万円程度だろうか。この手のプレミアムカーとしては、意外と常識的な価格になりそうです。
私個人的には、4ドアで、今一番カッコイイスタイリングのお車だと思っています!!!
発売が待ち遠しいですね!!