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アリアガレージファクトリー 便り

2020.08.14

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お盆期間ではありますが、ファクトリーは少人数で稼働しており、たくさんの入庫車両に囲まれています。

 

 

後半 3 枚の画像は、先日 ご成約いただきました F355ベルリネッタの納車前点検です。

エンジンを下ろし、エンジン本体・ミッション本体・クラッチカバーを開けて作業をしています。

 

フェラーリ F355 とは、

1994年~1999年 までに生産された車両です。

「F355」の車名は排気量約3,500cc、5バルブのパワーユニットを搭載していることに由来します。

 

縦置きに搭載されるパワーユニットは 5バルブ化された新開発の 90度  3,495cc  V型8気筒DOHC「F129B」型で、

ボッシュ社のモトロニック(前・中期型は M2.7、後期型は M5.2)で制御されており、

最大出力 380PS/8,200rpm、最大トルク 36.7kgf·m/5,800rpm のスペックを持っていました。

 

ボディタイプは当初、クーペボディの「ベルリネッタ」、デタッチャブルトップ(タルガトップ)の「GTS」の2種類で、

1年後の1995年4月に電動ソフトトップを持ったフルオープンボディの「Spider」が追加されました。

 

トランスミッションは当初リジッドロッド式の6速MTのみでしたが、1997年にマニエッティ・マレリ社と共同開発した

パドルタイプの2ペダル・セミオートマチックシステム「F1マチック」搭載車が追加されました。

 

足回りは前後ともダブルウィッシュボーン式で電子制御式の可変ダンパーを装着しており、

「スポーツ」と 「コンフォート」 の2種類のプログラムが選択できました。

パワーアシスト付きのステアリングが標準仕様になっていました(レスオプションも可能だったそうです)。

 

内装も従来型に比べ改良され、F355 でフェラーリ初採用となったレカロシートもあいまって、

より近代的なドライビングポジションが取れるようになったシートポジションや運転席SRSエアバッグの標準装備化、

前面が本革で覆われたダッシュボードなど、質実ともに向上しました。

 

 

 

 

 

 

アリアガレージファクトリーでは、新旧フェラーリ・新旧ランボルギーニ・

新旧ポルシェなどのスーパーカーやエキゾチックカー等やオールドモデル(ヘリテージカー)の

販売・車検・定期点検・整備・エンジンおよびミッション等オーバーホールを承けたまわっております。

 

 

 

 

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