ポルシェが開発したことからポルシェタイプシンクロとも呼ばれ、1952年ポルシェ・356に初採用された。アンダーライセンス供与によりポルシェ以外の他社製ミッションでも多用された機構であるが、ポルシェ自身が1987年を最後にワーナーシンクロに切り換えた事もあり、近年では採用する車種は少なくなっています

ポルシェシンクロはシンクロ作用が強い反面、摩耗による機能低下も早い傾向があり、シンクロの効き方も最初は緩やかでブレーキリングが作動し始めると一気に効き方が強くなることから、この機構を採用したミッションは「蜂蜜を棒で掻き回すようなシフトフィール」と形容されました。