アリアガレージ

newsブログ

今日は珍しくBMWのネタで

2013.10.27

営業ブログ

こんにちはハムでございます。
本日も色々イベントが行われておりますが、私は工場で仕事の一日です。
さて今日は、全然フェラーリじゃないネタですが。
BMWのM5(E60)です。

普段はフェラーリを入庫して頂いてるお客様の、足に使われているM5で警告が点灯したことが始まりで、BMWだったら部品が安いイメージあるので、とりあえずディーラーさんに見積もりを出して貰ったところ、、、

38万円でした。

DSCという、フェラーリでいうとASRですね。ABSとトラクションコントロールが複合した装置のコントロールユニット。
それの交換と、ブレーキフルードの交換という内容で、コントロールユニットの部品価格が大体33万円でした。
BMWでも品によっては、フェラーリと価格が変わらない部品もあるんだあ。と、驚いた後、このコントロールユニットについて調べてみたところ、結構ある類のトラブルというのが分かって、今までE60のM5ではユニット自体を修理した例も無く、ユニットをアッセンブリー交換するのが定番になっているとも。

で、お車をお預かりして更に詳しく調べたところ、
このユニットは、制御するコンピューターと、油圧を断続させるソレノイドバルブと、油圧を作りだすモーターが凝縮されて一体になった品。
今回はエラーコードがモーターに関する内容だったので、これなら修理可能と判断し、写真はユニットの修理を終えて取り付けたところです。
ちょっと詳しくは載せられないので、写真は1枚だけですスミマセン。

金額はアッセンブリー交換の半額以下で収める予定。
ABS専門の修理業者さんを何件も探しては電話して根掘り葉掘り聞いたりと、ここまで至るのに色々調べた甲斐がありました。

E60のM5に使われているDSCユニット修理例の紹介は、多分この記事が初めてだと思います。
ちなみにユニットを製造しているメーカーは、年式によってBOSCHとATEの2社ありますが、ATEの方です。

フェラーリでも同じような部品を使っているので、同様の症例では今回の経験を応用できるかもしれません。
部品供給では一体となっている部品でも、特にコントロールユニット系は小さな部品の集合体なんですよね。
ですから、内部の大体の構造を理解した上で確実な原因特定ができれば、壊れ方によっては内部のちょっとした部品の交換で済ませることも可能で、その辺りノウハウの引き出しを、これからも増やしていこうと考えてます。

CONTACT

  • | AriaGarage

    〒224-0053 神奈川県横浜市都筑区池辺町3353

    TEL: 045-933-4580

    FAX: 045-933-4585

    営業時間:10:00〜19:00

  • | AriaGarage Factory

    〒224-0053 神奈川県横浜市都筑区池辺町3352

    TEL: 045-933-4300

    FAX: 045-933-4668

    営業時間:10:00〜19:00

pagetop