2018.05.09
皆様こんにちは。工場のハムでございます。またまたマニアックな内容なんですけど、今日はローテ的に真空管ネタかな。
今年中に完成すれば良いかというペースで、ボチボチ新しいギターアンプの製作に入りました。早くも7号機になります。
スペックは結構な大風呂敷で、主な特徴を挙げてみると、出力はフルチューブで35W、プリとパワー部は電源も含めて完全に独立させる、プリは3チャンネルをリモートで切り替えられるようにする。と、こんな感じで、それをマーシャルのヘッドユニットに組み込むという、ホントに完成するんかな。という代物。
外箱の寸法が決まっているので、シャーシは寸法指定の特注品。届いて仮合わせしたら微妙に合わなかった。こういった自作品は予定通りにいかないことが多く、結構注文し直しが出るんです。前回製作したオーディオアンプは総額10万円位の部品代のところ、気に入らなくて入れ替えた部品代が3万以上になりました。まあそんなことも自作の楽しみと割り切って、シャーシは再度オーダー中。合間に回路図を作っています。
使用管はいつもの5755(レイセオン)×6、EZ81(JJ)×1、5R4GA(フィリップス)×1、EL34×2(JJ)の合計10本。プリとパワーを独立させるため、整流管は2本使っています。終段はEL34のプッシュプルで、プレート電圧は400V位、電流は100mA位流して35Wの出力を狙います。
トランス類は、出力×1、チョークコイル×2、電源×2になるので、完成すると重さは多分50kg位になるかと。書いててホント完成するんかなと思うこと再び。
そしてプリ部は、自画自賛6号機の回路をアレンジして使う予定。
ちなみに6号機の音はこちら↓
で、回路図はこちら。↓
これよりもうちょっと歪むように、もう1段増幅段を追加する予定。
メジャーな12AX7と比べると5755は各耐圧が低いのと、過大入力させてもあまり歪まず耐えてしまい、ある所から急に発振するので、ギターアンプに使う場合は定数の設定に結構苦労します。
増幅率を優先するとヒーター~カソード間の耐圧を超えてしまうので、直結カソードフォロアにできないとか、初段をパラにすると歪が多くなってゴキゲンな音になるのですが、4段目が簡単に発振するため、その入力手前は、かなり大きな値の抵抗で分圧しているなど。5755というマイナーな球を、いかに良い音で鳴らすかという、まあそれなりのノウハウが詰まっています。
これはシリーズにして製作過程をアップしていこうかと。次は暫定の回路図か、シャーシ加工の様子のどちらかを紹介する予定です。
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