皆様こんにちは。工場のハムでございます。今日は久々に本業ネタでいってみます。

私の場合、本に色々書いちゃっているので、本業ネタになるとその練り直しになりがちなんです。そうじゃないケースが中々少ないもので、ギターアンプやらで普段お茶を濁しているような次第で。

今日はＦ３５５のエアコン吹き出し口修理です。

以前は安く手に入ったＦ３５５のエアコン吹き出し口ですが、ここのところの旧車部品の高騰や、新品を手配しても既に塗装がベタベタになった品が届いたりと。交換するにもハードルが高くなってきたので、ならば修理してみるかと、まずは分解してみました。

取り外して分解したところ。風向きを調整するフラップを固定する部分が折れているためフラップが遊んでしまい、風向きを上手く変えられません。

折れている部分を製作します。要はフラップが左右に動きつつも遊びが無ければ良いので、１ｍｍ径の針金をバーナーで熱してプラスチックの台座に埋め込んでいきます。

フラップを取り付け、シャフト部分に巻き付けます。

ダッシュボードに取り付ける爪が折れていたのも接着して補強。

取り付けて完成です。

部品の生産終了が多くなったりと、Ｆ３５５以前はもうクラシックカーの領域ですね。これから更に、そんな状況に対応した修理方法は増えていくと思います。

また何かあったら紹介します。