形は違えどどの車にもこのタイコは必ず付いています。
タイコは他の呼び名があって、「メインサイレンサー」や「消音機」などと言われることもあります。
2020.11.11
Ferrari F355B マフラー交換
低回転域にて「ビビリ音」が出るとの事でお預かりしました。
音の発生源を色々突きとめて行くと、
マフラーの「タイコ」部分からビビリ音が出ている事が判明。
※ 原因・・・経年変化による「タイコ」内の部品の劣化。
純正パーツが入手できたので交換しました。
そもそも「タイコ」とは、
形は違えどどの車にもこのタイコは必ず付いています。
タイコは他の呼び名があって、「メインサイレンサー」や「消音機」などと言われることもあります。
なぜタイコが必要なんでしょう。なぜマフラーにタイコが付いているのでしょうか?
タイコの役割は大きく分けると二つあります。
Ⅰ . サイレンサーの機能、排気音を静かにさせる
一つ目の役割はサイレンサー(消音機)として排気音を静かにするものです。
排気音はエンジンが燃焼した後に吐き出される高温高圧の排気ガスが外気に放出されることにより発生し、
もしそのまま外気に放出されると高温高圧のガスが一気に膨張し大音量になってしまうのです。
タイコがない状態だと大音量の状態で走ることになります。また周りに迷惑をかけるだけではなく
法律違反になりますので捕まる可能性もあります。
Ⅱ . 排気効率をよくしスムーズな加速へ
もしタイコがない状態だと、排気ガスの抜けが良すぎて排気効率が悪くなり低速低回転時の
スムーズな加速ができないなどの症状がでてきます。
サイレンサーの機能を持つタイコの中身はとても細かい構造になっていて、
高温高圧の排気ガスを少しずつ低温低圧に変えています。外気に出るころには静かになっています。
画像 下から見た「タイコ」。
画像 上から見た「タイコ」。エアクリーナーとマフラーカバーなどを外しています。
※ F355 の「タイコ」は上に載せた画像の形状になります。
後ろから少し見えているマフラーはただエンジンと繋がっているだけでなく、
もともと大音量の排気音の消音機能とエンジンの性能をフルに発揮するためには欠かせない部品なのです。
交換したマフラーにマフラーカバーやエアクリーナーなどを元に戻して作業終了です。
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