ごく少数の新車生産という2通りの方法で提供される。
このパッケージは、FXX-Kの空力と車重を改善するもので、
ダウンフォース:830kg(最高速で走行時)を記録。
標準車となるFXXよりも23%高められ、
ベースとなるラ フェラーリと比較して75%も向上している。
200km/h走行時でもダウンフォースは640kgに達するというから、
空力はGT3のチャンピオンシップカー並みということになる。
FXX-Kエボ エクステリア
主な外観の変更点は、エアロダイナミクス性能を求めたフロント/リアエンドの改良だ。
フロントホイールの前に追加した
エアインテーク
ヴァーティカル・ターニング・ベーン
によりダウンフォースは10%向上。フロントブレーキ冷却用エアインテークも再設計されている。
リアセクションには、固定式ウイングを設置。
アクティブ・リアスポイラーと複合的に機能する仕組みとなった。
このスポイラーを制御するソフトウェアも、空力を最大化するように改良をくわえたという。
さらに、車体後部からリアエンドに向かって “垂直尾翼” のようなセントラルウイングが設置された。
また、リアセクションのエアフローを整えるために、
車体表面にボルテックス・ジェネレーター(乱流翼)をマウントしたのも大きな特徴だ。
インテリア、サスペンションも変更
インテリアは、ステアリングホイールを変更。やや大ぶりになったインフォテインメントスクリーンは、
新型のテレメトリーシステムを採用している。
シャシーについては、空力向上に対応すべくサスペンションの改良などが行われた。