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エンジンハーネスコネクターのブーツ交換

2018.06.06

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皆様こんにちは。工場のハムでございます。

今日は本業ネタで、F355でエンジンハーネスのコネクターに装着されているゴムブーツ交換作業の紹介です。

生産されてから20年経過していますので、カプラーを防水する役割のブーツは大抵ボロボロになっています。

といっても、F355で雨の中を普通に走るオーナーさんは少ないと思いますので、ボロボロだとしても直ちに不具合は出ないのですが、最近はオリジナル志向で綺麗にF355を維持するオーナさんが増えてきましたので、こんなマニアックな作業依頼もこれから増えるのかな?と想像しています。

 

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切れてボロボロになったブーツ。まずはコネクターから配線を引き抜きます。

 

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この端子はストックしているので、配線を切断して端子共々交換する方法もあるのですが、カットした分配線が短くなるデメリットがあるので、今回ピンは再使用します。

 

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外したブーツとコネクター。ピンを抜くための工具は、手持ちの市販品では長さがちょっと足りなかったので自作です。

針金の一部を叩いて平らに延ばしてから先に少し丸みを付けて、ピンのロックを傷めずに解除できるよう工夫した品。

 

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新品のブーツ。写真の通り配線を締めるように密着して防水するため、そのままでは内径が2mm程と狭く配線が通せません。そこで暫くウーンと考えて、こんな工具を作りました。

弾丸みたいだけど勿論弾丸じゃない品は、ブーツの内径を広げるための道具で、M10のボルトから削り出したハム謹製品。

これで内径を広げた後に、カットした外径10mmのアルミパイプを差し込んで、配線を通すための内径を確保します。

 

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こうやって、

 

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こんな感じ。

 

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パイプを入れておくと、配線を楽に通せます。パイプは付けたままで元通りコネクターを取り付け、パイプは肉厚0.5mmと薄くハサミで簡単に切れるため、最後に切り開いて取り除きます。その方が綺麗に仕上がるので。

ぱっと目につくところ8カ所を交換し、他は何かのついでに作業することになりました。

意外と手間が掛かるので、周辺を分解するなどのついでにご依頼頂けると有難いです。

 

 

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