2018.06.20
皆様こんにちは。工場のハムでございます。製作を始めたギターアンプ7号機の続きを紹介してみます。
あれから配線図を作っていたのですが、意外と大掛かりなため1枚の紙には全体が収まらず、プリとメインでページを分けることにしました。
今日は、とりあえず見られるようになったプリ部の配線図です。
じゃーん。
メインとプリの回路は完全に独立させているため、プリ部にだけ供給する電源、専用の整流管が存在してます。
チャンネルを3つ設けて、それぞれ増幅を3段~5段まで切り替えることと、それぞれのチャンネルに独立したトーンコントロールとボリュームを備えることが特徴です。
そのためボリュームの数は20個近くになり、それら全てにチキンヘッドという種類のノブを使うので、20羽の鳥が集まった養鶏場=Chicken farmと命名しました。
信号の切り替え方法は結構試行錯誤して、機械式リレーは切り替え時のノイズが大きく、某メーカー製のようにCDSとかも使ってみたのですが、結構他チャンネルに音漏れするのと、CDSの抵抗値を下げるには結構な光量が必要なため、フォトリレーの使用に落ち着きました。チャンネルはロータリースイッチとフットスイッチの両方で切り替えられるようにします。
あとは基本的に今まで通りというか、5755をギターアンプとして良い音で鳴らそうという執念が詰まった回路なんですが、今回は特に12AX7より増幅率や最大定格が少しずつ低い5755に配慮して、そんなに電圧を掛けないことと、過大入力して音を歪ませようとしても、ある所まで歪まずに耐えた後にイキナリ発振するので、各段の入力レベルはそこそこに抑えて段数を増やす方向性で回路を作ってみました。
そんな5755なので、3、4段目は苦肉の策ですね。増幅させるというより信号波形の上下をカットして音を歪ませる、クリップダイオードのような働きをしています。
値が記載されていない所は、まだ決めあぐねているか試行錯誤が必要なところです。
次はパワーアンプ部の配線図を紹介してみたいと思います。
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