2019.03.20
皆様こんにちは工場のハムでございます。206GTをバラそうシリーズの2回目は、エンジンの分解です。
組み立て編のほうで解説を多めにする予定なので、分解編では写真主体にしようと思ったら、一気に分解してしまったので写真が少な目なことに気が付いた。
なので分解編では作業工程がちょっと飛び飛びになります。
ミッションから切り離したエンジン本体をエンジン台にセットして、とにかく分解していきます。
フロントカバーを外したシリンダーブロック。
ピストントップに積もったカーボン。キャブ車は大体こんな感じです。
シリンダーブロックとヘッドの合わせ面が結構腐食しているのが気になる。ブロック上面を研磨するため、スタッドボルトを後で抜き取ることに。
フェラーリ全般そうなんですが、シリンダーライナーはブロック上面から僅かに突き出しているので、ブロック上面を研磨するには、ライナーも抜かなければいけないという。
でも50年前に焼き嵌めされたライナーを抜くのは、かなり大変そう。
クランクを外す前。まだピストンが付いている状態。
ブロック下側から。
スゲー造りが良い鍛造クランク。写真左手が前側です。
クランクピンは1気筒につき1つで、片バンクの3気筒は120度ごとに上死点がきます。3番と4番が同時に上死点になるよう、位相をずらしてあります。
クランクを取り外したところ。ブロック内側の造形も、後のフェラーリV8に似てますね。
メタルの当たりはすこぶる良かったのですが、かなり張りが落ちているので全て新品にすることに。
大体分解を終えたところ。これからシール材とカーボンだらけの各部品との格闘です。
地味な洗浄と測定を延々繰り返す作業が待ち受けています。
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